インプラントが歯を失った後の
治療として人気の秘密は?
審美性が高く、自然に使えると人気の高いインプラント治療。
接客業などの人前に出る方だけでなく、食べる楽しみを失いたくない方にとっても適切な治療法だといえます。
このページではインプラントのメリットとデメリット、他の処置との違いをご紹介しています。
抜歯後にインプラントをご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
こんなお悩みはありませんか?
どのようなときにインプラントを検討するか紹介します。
- 歯を抜いた後の処置に困っている
- 他の歯を犠牲にしたくない
- できるだけ違和感なく使いたい
- 食事を楽しみたい
- 見た目を気にせずに過ごしたい
- お手入れが簡単なやり方がいい
インプラントとは
インプラントとは、「チタン」または「チタン合金」でできた軸となる人工物を顎骨に埋め込み、その上に被せ物を行う治療法です。
見た目は天然歯そっくりで、噛み心地の違和感もほとんどありません。
歴史は古く、起源は紀元前といわれています。
歯を失った後に行う処置には、インプラントの他にも「入れ歯」や「ブリッジ」がありますが、インプラントは仕上がりが最も自然に近い治療法と言われています。
自分の歯のように使えるので、インプラントを入れていることさえ周囲には気づかれにくい特徴があります。
インプラントと入れ歯のちがい
インプラントと入れ歯の決定的な違いは、取り外しの有無です。
インプラントは顎骨に埋め込む治療法であるため、取り外しはできません。
入れ歯は取り外しが可能で、衛生的に保てるメリットをもっていますが、口の中での違和感がでやすい処置でもあります。
また、かかる費用にも大きな差があり、保険が適用される入れ歯が存在するのに対し、インプラントに保険は使用できません。
当院のインプラントの特徴
当院では、患者様のご希望を大切にしたうえで、生活習慣や噛み合わせ、全身状態その他医学的な見地を考慮し、インプラント治療計画を立てます。
失った歯の機能を取り戻し、不自由ない生活を送るためのお手伝いを全力でいたします。
主な治療内容とその種類
インプラントのメリット
●天然歯のように違和感なく噛むことができる
顎骨に埋め込み固定された状態となるインプラントは、天然歯のように違和感なく噛むことができます。
●噛む力が天然歯の約80%回復する
入れ歯では噛み切れない硬い肉や繊維の多い野菜も問題なく食べることができるため、食事の際に感じるストレスが少ないといえるでしょう。
●隣の歯を削る必要がない
インプラントは独立した歯を植立する治療法であるため、ブリッジのように隣の歯を削る必要がありません。
●よく噛めることにより全身の健康に繋がる
固形の食べ物を飲み込むような食べ方は、胃に大きな負担がかかり、消化不良を起こす可能性があります。
栄養素の吸収率も変わるため、食べ方一つで全身の健康を左右するといっても過言ではありません。
よく噛めるインプラントは、全身の健康に役立つといえます。
インプラントのデメリット
●手術が必要
インプラントは、顎骨に「チタン製」の軸を埋め込む処置です。
通常の治療とは違い手術が必要になるため、それを理由に躊躇する方も少なくありません。
当院では、感染対策はもちろん、患者様が安心できるための工夫に力を入れています。
●全身の疾患などにより治療ができない場合がある
インプラントはすべての方が受けられる処置ではありません。
虫歯や歯周病で顎骨の厚みが足りなくなったケースはもちろん、高血圧や心疾患、骨粗鬆症や糖尿病など全身疾患がみられる場合にも治療が難しくなります。
また、妊娠中も治療はできません。
基礎疾患がある場合は、かかりつけ医と相談して問題がなければインプラント治療は可能です。
●定期的なメンテナンスが欠かせない
顎骨内部でおこるトラブルは、表面からは分かりません。
レントゲン撮影や歯周病検査などの定期的なチェックが必要になります。
インプラント周辺の歯ぐきが腫れやすくなることから、長く使い続けるためには専用の機械を使ったクリーニングも欠かせません。
適切なセルフケアについても詳しくお伝えし、一緒にトラブル回避を目指します。
ブリッジのメリット
●固定されるため違和感が少ない
インプラントと同じく口の中に固定されるブリッジは、違和感が少ない治療法です。
粘着性のある食べ物も問題なく食べることができ、取り外して洗う必要もありません。
●天然歯と遜色ない審美的な修復が可能
選ぶ素材によっては天然歯そっくりの被せ物をすることが可能です。
審美性を高めたい方は、自費のブリッジをご検討ください。
●保険適用も可能
ブリッジは保険を使って作ることができます。
保険を適用する場合、材料は指定されたもの以外は使用できません。
ブリッジのデメリット
●両隣の歯を削る必要がある
ブリッジの1番のデメリットは、歯を失った部位の両端の歯を削る必要がある点です。
たとえ健康な歯であっても削らなくてはいけません。
●支える歯の負担が大きく、将来的にもたない可能性がある
歯を失った部位への負担が両端の歯にかかるため、他の歯に比べて歯の寿命が短くなる可能性があります。
●連結部の隙間が清掃しにくくなる
ブリッジはクラウンを繋げて作る被せ物です。
連結部の隙間も意識して歯ブラシの毛先を当てなくてはいけません。
歯を失った部位にはポンティックとよばれる人工歯が入りますが、下の歯ぐきとの間には少し隙間があるため、そこの磨き残しにも注意が必要です。
気づかずに汚れを放置しておくと歯ぐきの腫れに繋がります。
入れ歯のメリット
●広範囲の欠損に有効な治療法
入れ歯は1つの歯からすべての歯まで幅広く対応できる治療法です。
広範囲に欠損がみられる場合は、インプラントでは費用が高額になってしまい、ブリッジでは対応できない場合があります。
●両隣の歯を削る必要がない
入れ歯はブリッジとは違って両隣の歯を削る必要がありません。
固定のために両隣にバネをかける必要がある場合があります。
●保険適用も可能
使用する材料に制限がありますが、保険を適用することができます。
保険で作った入れ歯は、調整や修理も比較的簡単で当日でできるケースがほとんどです。
入れ歯のデメリット
●バネをかけている歯の負担が大きい
ブリッジと同じで支えとなる両隣の歯への負担が大きく、そのぶん歯の寿命が短くなる可能性があります。
●噛む力が健康な状態に比べて30~40%になる
どんなによい入れ歯を入れても、天然歯のようになんでも不自由なく噛めるわけではありません。
硬い肉や繊維の多い野菜は噛みにくくなります。
●口の中に違和感を抱きやすい
インプラントやブリッジと比べて、入れ歯は違和感の大きい人工物です。
1~2歯など範囲の狭い入れ歯なら違和感は少なく済む場合があります。
しかし総入れ歯の場合、違和感はかなり大きくなると言われています。
慣れるまでの時間は個人差があります。
注意事項・禁忌
注意事項
インプラント治療を行った周辺の歯ぐきが腫れてしまう、インプラント周囲炎になる可能性があります。
主に根元の磨き残しが原因ですが、中に入り込んだ汚れはなかなか取り除くことができません。
定期的なクリーニングが必要になります。
インプラント治療が難しいケース
インプラントの禁忌には、絶対的と相対的に分けられます。
●絶対的禁忌症
・リウマチ、天疱瘡、膠原病などの免疫不全がみられる方
・1型糖尿病の方
・血液疾患の方
・心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中を起こしてから6ヶ月以内の方
・放射線治療を受けている方
・チタンアレルギーの方
顎の骨が未発達という理由から、未成年の方の治療をお断りしています。
また、レントゲン撮影や麻酔が必要になることから妊娠中の治療もお受けできません。
●相対的禁忌症
専門医によるコントロールができていれば治療が可能なケースです。
・2型糖尿病の方
・顎の骨の厚みが足りない方(骨を増やす処置が必要です)
・骨粗鬆症の方(骨を増やす処置が必要です)
・高血圧症の方
・重度の歯周病の方(インプラントの前に治療をしておく必要があります)
・喫煙する方(禁煙が必要です)
・歯ぎしりや食いしばりがある方(マウスピースの装着が必要です)
当院のインプラント治療の流れ
カウンセリング
初回のカウンセリングでインプラントについての疑問点やお悩み、ご希望も含めてくわしくお伺いします。
口腔内診査・治療計画・精密検査
口の中の状態をチェックし、レントゲンや歯科用CTを撮影して精密に検査を行います。
検査結果を元にインプラント治療の計画を立てます。
治療計画をお伝えし、問題なければ次回手術となります。
診断の時点で虫歯や歯周病がみつかった場合は、先にそれらの治療を済ませなくてはいけません。
埋入手術
軸となるインプラント体を顎骨に埋める手術を行います。
体調を確認し、その後、麻酔をして時間をおきます。
麻酔が十分に効くまで処置を進めることはありませんので、ご安心ください。
麻酔が効いているのを確認して、歯ぐきを切開し、インプラント体を顎骨に埋め込みます。
最後に歯ぐきを縫合して終了です。
メンテナンス
インプラントを安全に長期間使い続けるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
専用の機械を使ったクリーニングはもちろん、インプラントならではのお手入れ方法も分かりやすくお伝えします。
せっかく入れたインプラントを短期間でダメにしないよう、しっかり管理をしていきましょう。
よくある質問
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インプラントの費用はいくらぐらいですか?
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1本、被せものを含めて40万円位です。
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インプラント治療に保険が適用されることは一切ありませんか?
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・外傷や腫瘍等の病気で顎骨を失った場合
・外傷や病気で顎骨を失い、その部位に骨移植をおこなって再建した場合
・先天的に歯や顎骨を欠損している場合
以上の3つのケースに限り、インプラント治療に健康保険が適用されます。
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インプラント治療後に腫れることはありますか?
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はい、腫れます。
腫れの程度には個人差があり、手術の状況によっても異なります。
徐々に腫れは引くため心配はいりませんが、気になる方は歯科医院にご連絡ください。
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インプラント周囲炎をセルフケアで治すことはできますか?
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インプラント周囲炎は、歯ぐきの内部に問題がおきているケースが多いため、セルフケアで治すことは難しいといえます。
悪化を防ぐためにも、定期的なメインテナンスは欠かさずに受けるようにしましょう。
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MRIやCTによる画像診断への影響はありますか?
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チタンやチタン合金のインプラントであれば、MRIによる画像診断に影響を及ぼすことはありません。しかし、チタンのインプラントがあることでCTによる画像診断に影響が出る場合があります。
磁石を含む構造物が装着されている場合には、MRIの画像が乱れることがあるため注意が必要です。
著者 Writer
- 関屋 亘(セキヤ ワタル)
- 【所有資格】日本接着歯学会 専門医 / 日本口腔インプラント学会 専修医
【生年月日】1979年6月11日
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