審美歯科

歯の見た目が少し違うだけで、人の印象はがらりと変わります。
とくに目につきやすい前歯は、お仕事の評価にもつながる大切な部位です。

先進国では歯の美しさで仕事ができる人間かどうかを見極めるという話があるぐらい重要視されていますが、日本ではまだまだ歯科への関心が高いとはいえません。
見た目はコミュニケーション能力にも影響するため、笑顔に自信がない方にこそ審美歯科はおすすめです。

「自信をもって笑えない」という方に当院は向いています。
ただ歯を美しくするだけが審美歯科ではありません。
当院では、歯と顔とのバランス（美的調和）を図りつつ、患者様に喜んでいただける治療を行います。
「治療して良かった」と心から思ってもらえるよう全力でサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

ハイブリッドセラミックやジルコニアセラミックなどさまざまな種類のセラミックがあるなかで、当院では金属を一切使用しない「オールセラミック」を推奨しています。
微妙な色調調整ができ、光も透過するため、その仕上がりは天然歯とほとんど見分けがつきません。

金属を含む被せ物でよくある根元の黒ずみや、歯ぐきの変色がおこる心配がなく、金属アレルギーの方でも安心して被せることが可能です。
また、金属が溶けて体内に入ることがないため、健康的な治療とされています。
より自然で美しく、身体にもやさしい被せ物をお求めの方は、ぜひオールセラミックをご検討ください。

歯を削ることなく薬液を浸透させて白くするホワイトニングには、「ホームホワイトニング」と「オフィスホワイトニング」の2種類があります。

●ホームホワイトニング

専用のマウスピースを作成し、自宅で行うホワイトニングです。
場所や時間に制限がないため、忙しい方や頻繁に通院できない方に人気の方法ですが、しっかりと効果を得るためには毎日行う必要があります。
じっくり時間をかけて歯を白くするホームホワイトニングは、効果の持続期間が長いことが特徴です。

●オフィスホワイトニング

歯科医院で専用の機械を使って行うホワイトニングです。
濃度の高い薬液を使用するため、早く効果を実感できるといわれています。

結婚式や大切な打ち合わせなど、すでに予定が決まっている方に人気の方法ですが、ホワイトニングの副作用である知覚過敏の症状がおこりやすく、もともとしみる症状のある方にはおすすめできません。

また、短期間で一気に白くするため、効果の持続期間はホームホワイトニングより短めです。
1回の施術で変化を感じる方は多いですが、希望の白さにするには数回の通院が必要です。

セラミックには、「ハイブリッドセラミック」や「ジルコニアセラミック」などさまざまな種類があります。
これらの共通点は、素材の透明性の高さと着色や変色がおこらないという点です。
色をこまかく決めることができるため、天然歯と並んでも違和感がほとんどありません。
また、傷や汚れが表面につきにくいことから衛生的にも良いといわれています。

一方でデメリットには、陶材を盛っているため、瞬発的な強い力が加わると割れる点が挙げられます。
氷や飴などをつい噛んでしまう方は要注意です。
硬すぎるものはセラミックを被せた歯で噛まないようにするといった工夫が必要です。

当院の審美歯科では、「ゴールドインレー」や「セラミックインレー」をご用意しています。

●ゴールドインレー

金は天然歯との相性がよい素材です。
強度が高く、伸びる性質を持っているため、隙間のない詰め物に仕上がります。
天然歯との境目に隙間があると虫歯の再発につながるため、虫歯の再発防止をしたい方にはおすすめの素材といえます。

金属の溶けだしがおこらない点もゴールドインレーのメリットの1つです。
しかし、金属色のため見た目の違和感があります。
熱伝導率が高いことからほかの素材に比べてしみやすい点もデメリットとされています。

●セラミックインレー

セラミックインレーは、透明性が高く、長期の使用でも摩耗や着色、変色がおこりにくいといわれています。
ゴールドインレーよりも審美性に優れています。
破折の可能性がある点がデメリットの1つとされています。

当院の審美歯科では、「ゴールドクラウン」や「ジルコニアクラウン」、「e-maxクラウン」をご用意しています。

●ゴールドクラウン

天然歯との適合性は良いですが、審美性に欠けます。
インレーに比べて選択する方が少ない傾向にあります。

●ジルコニアクラウン

素材にジルコニアを使用しており、摩耗や破折がしにくく、着色や変色もおこりにくいため、審美性に優れているといえます。
金属アレルギーの方でも安心して使えますが、微細な色の表現ができないことからe-maxクラウンに比べると透明感は劣ります。

●e-maxクラウン

透明性が高く、長期間使用しても摩耗や着色、変色がおこりにくいことが特徴です。
破折の可能性があるため、瞬発的な力を加えないよう注意する必要があります。

クラウンを連結してつくるブリッジは、選ぶ素材によって審美性や耐久性に差があります。
複雑な形であることから汚れがたまりやすいというデメリットがあるため、できるだけ汚れのつきにくい素材でつくることをおすすめします。

●歯を美しくみせることができる

審美歯科の一番のメリットともいえます。
歯の見た目にコンプレックスを感じている方は、少なくありません。
歯の印象が良いと、清潔感につながります。

●笑顔に自信をもてる

歯にコンプレックスがあると、うまく笑うことができなくなる可能性があります。
笑顔に自信がもてると、自然と社交的になり、人生そのものを大きく変えることが期待できます。
明るい生活を送りたい方に審美歯科はおすすめです。

●仕事での印象が良くなる

歯を美しくすることで得られるメリットは、プライベートの充実だけではありません。
接客業や注目されやすいお仕事の場合は、歯の見え方によって印象は変わります。
好印象をもってもらえれば、お仕事での成功にもつながります。

●全身の健康につながる

見た目だけでなく噛み合わせを整えることで歯の機能性を高めることが期待できます。
噛む動作が不十分だと、食べものが固形のまま胃に入りやすくなるため、消化不良をおこす可能性があります。
歯の機能を十分に発揮することは、全身の健康につながります。

●保険がきかない

審美歯科の診療メニューは保険適用外です。
保険の制限がある状況では質の高い治療を行うことができないため、すべて自費診療となります。

●1回の治療では終わらない

ホワイトニングや被せ物などは1回の治療で終わることはありません。
時間をかけて丁寧にすすめていくことで、納得のいく仕上がりが期待できます。
とにかく早く終わらせたいという方には、審美歯科はおすすめできません。

●矯正治療とは異なる

あくまで「美しくみせる」ことを目的とした審美歯科は、矯正歯科のように口の中全体を一気に変えることはできません。
本来の正しい歯並びにするには矯正歯科での治療が必要です。
被せ物をして歯並びを整える場合は、審美歯科で行います。

被せ物をした歯は、根元に汚れがたまりやすい傾向にあります。
理由は、被せ物と天然歯の境目ができてしまうからです。

もちろん、保険で作成した被せ物に比べると境目の隙間は目立ちませんが、それでもゼロとはいえません。
虫歯の再発や歯周病予防のためにも、定期的なクリーニングをおすすめします。

また、歯の内部のトラブルはレントゲン撮影をしなければみつけることができません。
仮に歯の内部で虫歯が発生していた場合は、いくら高い被せ物であっても壊して外す必要があります。
美しい歯を維持するためにも、メンテナンスはしっかり受けるようにしましょう。